葬儀のマナー

喪主の心得

数珠玉

喪主の服装

男性の喪主の方は、基本的に喪服を身に着ける事なります。
しかし、お通夜が始まるまでは普段通りの服装でも大丈夫です。
喪主になる方が若く喪服を持っていないような事があるかも知れませんが、その場合には、喪服を購入しなくても葬儀屋さんで行っている喪服のレンタルなどを利用するのがおすすめです。

女性の方が喪主の場合には、着物を着なければいけないと思い込んでいる方もいらっしゃいますが、そのような認識は、一部の地域だけに根付いた習慣になりつつあります。
地域的な事もありますが、最近では洋装の方も増えて来ております。
ただし、地域的に喪服は着物と決められているような所では、葬儀屋さんのレンタルサービスを利用するようにしてください。

家族だけで葬儀を行う場合

故人の遺志で葬儀は家族葬を望まれていた場合などは、弔問をお断りしなければいけないケースが出てきます。
しかし、弔問は、遺族の方にお悔やみを述べる事になりますので無碍に断る事はできません。
弔問希望の方に、生前の希望で身内だけで葬儀を行う事を伝えた上で、それでも弔問したいという方には、感謝の意を伝え、弔問してもらってください。

訃報を伝える

訃報を伝える場合には、最初に親族と近親者に伝えます。
その後、友人や知人、お仕事の関係者に伝えます。
その後、町内会の方や自治会の方、ご近所に連絡をします。
訃報を伝えるのは、喪主の方だけで行うのではなく、遺族の方全員であったり、親族や友人、知人の方が手伝ってくれますので、お声掛けを頂いたらお任せしてください。

喪主の選択方法

喪主を選ぶ際は、故人との関係性が強い所から選ぶようにします。
最初に候補に挙がるのが故人の配偶者です。
すでに配偶者がいない場合や、ご高齢であったり、病気などで体調が悪いような場合には、故人のお子さんなどが喪主になります。
お子さんが小さすぎるような場合には、親族や親しい方が喪主を代行するようなケースもあります。